ようこそ、じょんのび庵ZENへ。

古民家の改修8

増穂の朝市


古民家の改修8





2012年 5月

今年は、いつに無く大雪が降り、
雪がなかなか溶けなかった為、
新潟行きが遅くなってしまいました。

「5月の連休過ぎないと、むりだな~」と
部落の人から電話を頂き、
行ける日を「じっと」待ち望んでいました。

増穂の朝市

今日は5月13日。
さあ!新潟へ出発です。

今回は、初めての「新東名高速」を少しですが、
利用出来るのが、ありがたいです。

車は「新静岡IC」から乗り、「新清水IC」で降りて、
今まで1時間近くかかっていた区間が、なんと
15分でR52の途中へ来れてしまいました。

流石に山中を走る「新東名高速道路」です。
料金は350円かかりますが、すごく近道なので
ガソリン代が浮いてトントンに?


国道52号線は山道が多くて、疲れますが、
くねくね走る所が大幅に少なくなって
とても助かります。


今回も「山梨県増穂町の朝市」に
立ち寄って、野菜を買ったり、ガラクタ?を買ったり
楽しみました。

この朝市、今は、月の第2と第4の日曜日のみ
開催されているそうです。

工具箱

昨年は骨董点が4店舗ほどだったのに
いつの間にか15店舗ほどに増えています。


店を覗き込んでいると、後ろから肩を「ポン」と
叩かれました。
なんと、いつも静岡でお店を出している
業者の方でした。

この方は江戸物にかけては一番の目利きで、
いつも勉強させて戴いています。

今日は用事でこの辺りに来たので
寄ったそうです。

まさかこんな所で遭うとは意外でした。

工具箱




今日1番の掘り出しは
金物の道具箱を500円で購入。

昔の物なので鉄板が厚く、丈夫な構造で

しかも、2段の上が四角の仕切があり
10個の部品入れが付いていました。


今のものは鉄板が薄くてペラペラなのに
これはしっかりしているので
重量があります。

他にも、朝取りキュウリ3本で100円と
生食用玉ねぎ5個で100円で購入。




ここでは40分もたってしまったので
道中を急ぎます。

諏訪湖サービスエリア

この時間になると少し暖かくなって来ますが
朝の内は寒いのでシートのヒーターは
ONにして走ります。

車の寒冷地仕様はどうしても外せません。
増穂ICを入り、諏訪湖SAで少し休憩しました。


今日は天気が良いので、諏訪湖が綺麗に見えました。
やがて眠くなったので「姥捨SA」で5分ほど車で
寝ようと横になりましたが寝付けません。


この辺りは長野でもかなり高地なので
長野の壮大な街並みが一望出来る場所です。

やがて、雪が積もっている妙高山の
美しい景色を堪能し、北陸自動車道に入ります。

じょんのび庵

ICを出たあと、スーパーで買い物をして
「じょんのびアン」についたのは12時を
回っていました。

2012年 初めての
「じょんのびアン」に到着です。

とにかく長い冬でした。
でもまだまだ寒い日なので
薄い羽毛のベストが必要でした。


それと、古民家の屋根がどうなっているのか?
心配でした。

実は、4月4日頃だったか?
日本中が爆風で吹き荒れた日、
「じょんのびアン」の屋根が飛んでしまったらしい。

予想外の爆風でスランプじゃ。
意味がワカラン!

お隣の家のトモコさんから電話連絡が入り、
屋根のトタンが飛んでしまったと
教えてくれました。

屋根に被害が・・・

すぐ業者さんへ連絡し修理の依頼をしたのですが
業者さんのシャッターも飛ばされてしまい
大変な様子。でもすぐに走り回り、

飛ばされてしまったトタンをかき集め
て下さり、トタン屋さんに電話して
下さいました。

なんでも「トタンが3枚飛んでいるけど
最小限の被害」で良かったとの事でした。

トタン屋さんも大忙しになりそうです。
やがて無事、屋根が修理出来たと
部落の方より電話が入り、
「ホット」胸を撫で下ろしました。

こうして屋根を見てみると
一応何事も無かったように
トタンが付いていました。

修理後の屋根

屋根の修理代は5000円ほどかかりましたが
業者さんの車庫のシャッター修理に30万円も
かかってしまったとのことでした。

家に入ってみると、玄関の右手に
破損したガラスが辺り一面に散乱しています。
上を見ると2枚の内の一枚のガラスが
下に落ちたようです。

いきなりこれでは参りました。
雪に押されたのか?
重機に押されたのかは不明ですが
明日、修理しなくては!!

とにかく危険な割れたガラスを拾い集め
掃除機で綺麗にしました。

窓ガラスが落下してます

それに掛けてあった「ゴボウ」の種が
タンポポの種のように家中に飛びまくり
フワフワしていました。

ちょっとメゲます。
その上、寒ー。

今年初めの滞在なので昨年からの
積もったホコリ取りや、虫の死該などを
取り除きます。

でも今までに無く、床は
ザラザラしていませんでした。

多分、壁から落下する砂類が無くなり
昨年に対策工事した効果が出たのは
間違いありません。

壊れた雪囲い

大広間の壁や、床の間などの
漆喰工事で綺麗になりました。

あと、壊れたところはないかな?
と、裏に回って見ると、雪囲いが2箇所も
壊れていました。

でも十手金具が折れてはいないで
ネジ釘が折れてしまい、
無残な姿に傾いていました。

雪国ではおそらくよくある事なのでしょう!
やはりネジ釘は簡単に折れやすいので
明日にでも普通の釘で修理することにします。

あと、電話で聞いていた雨トイが割れている件は
全部では無く、雨の集合部分が割れていました。

割れた雨とい

ハシゴで上へ昇ってみると、
雪の重量で支え金具が刺さっている木が割れてしまい
外れています。

とりあえずこれは大急処置で
なんとかなりそうです。


昨年、切り取っていただいた杉の枝や葉は
雪の重みでかなり潰れていて少しずつ燃やすか、
あるいはそのまま肥料になるのを待つか
どちらかにしなければなりません。

一応、状況を把握出来たので部屋の
お掃除を2台の掃除機を使い
能率よく綺麗にしていきました。

作業中のま~ちゃん

今年は困ったことに、ま~ちゃんの足が悪くなり
そのぶん、僕が代わりに活躍します。


最初の2ヶ月は全くと言っていいほど
歩くことが出来ず、病院通いと買い物はすべて
僕がフォーローしていましたが
最近、ようやく少し良くなってきました。


なんでも、老人性膝骨変形症とかで
ほとんど治る見込みはないそうなので
騙し、だまし歩くしかないようです。


膝のコルセットは付けるといいようですが
血が止まるので、歩かない時は、
こまめに外すのがいいそうです。

堀こたつに改修予定の囲炉裏

さて、古民家の改修も大分出来てきましたが
今年は2つある囲炉裏の1つを改修して
掘りごたつにしようと思います。
まだ構想中なのでこれから考えます。

足が悪いと、座るのもしんどいし、
今回は椅子に座って食事が出来るように
小さなテーブルを持参しました。

これはアメリカのビンテージものですが
小さいけれど、木目調、金属の作りで
すこぶる丈夫に出来ているものです。

椅子も以前、持ち込んだアメリカンの椅子を
使い、セットにします。

ただし、テーブルは少し小さ過ぎるので
上に板を見つけてきて載せる予定です。
右奥に少しだけ見えてる物です・・

長助さんに頂いたお花を生けてみました

部屋の中も照明が点灯し落ち着いたので
少し、休憩して休みます。

30分たった頃、寒くて目が開きました。
こうさむくてはシャワーを浴びる気が起きません。

電気温水器の電源スイッチも入れず、
今回は、温泉へ行くことにしようと思います。

その日の夜はヒートテックのアンダーパンツと
モンペで寝ました。

上は薄い羽毛のベストを着てるのに
寒くて何度も目が覚めました。

この時期にしては異常気温です。



翌日、早速、割れた窓ガラスの修理に
取り掛かります。

でも、その前にお世話になっている業者さんへ
お礼の挨拶と屋根の修理代を払いにいきましたが
あいにく留守だったので、そのまま戻り、

お隣の師匠の奥さんのトモコさんに
顔を出してから、車で出掛けました。

業者さんの会社へ寄り、その後

ポリカ板を切断しました。

十日町のコメリとムサシの
ホームセンターを回ります。

窓のガラスはやめて
無色透明なポリカーボネイト板を購入。

畳ほどの大きさで1980円でした。
素材がいいので高かったけど
ガラスよりマシか?

ちょうどダンボールのようになっていて
中が中空なので少しは断熱効果もありそうです。

止めるのは、家の中からネジ釘で止めます。
外からはいずれ雪囲いをする予定なので
3枚用の十手金具を2個購入しました。

ポリカを取り付けて完成しました

それと布団干しに使いたいというので
脚立のおおきいものを購入。
我が家では一番大きなものなので
約8000円でした。

こんな事ならもっと早く買っておけば
良かったのにと反省。

最近の脚立は簡単にロックが出来るように
工夫がされていてとても扱い易い。

その上、折りたたんだ時に金具をいちいち
止めなくてもいいようになっています。

家に帰り、早速工事開始。
ポリカ板をカッタ―やハサミで
今までのガラスより大きなサイズに
切り取りました。

完成後、外から見たところ

割れなかったガラスを外し、処分します。
ようやく2枚のポリカを切り出し、窓枠に沿って
2枚を並べ確認してからしっかりとネジ釘で
止めていきました。


これでハチやカメムシが入らないはずです。
今年もカメムシが多くいてたまりません。
とってもとっても、
すぐに玄関アミドに飛んできます。


新しく購入した便利な脚立(布団干し用です)

窓の修理が完了したあとは
雪囲いの修理です。

ねじ釘が折れて外れた十手金具を今度は
普通の釘で取り付けたのは簡単にできました。

しかし、小窓のほうは2本の十手金具が取れてしまい
50mm×50mm角材を10cmの太い釘で止めました。

木も硬かったので、事前にドリルで4mmの下穴を
開けておいたのに、釘が打ち込めず大変でした。

結局、4、5mmの下穴を開けて何とか
打ち込むことができました。

使うハンマーも重いもので、
大工さんが使わない工事用です。

で、この角材に十手金具を45mmの釘で
止めました。

土台の角材を取り付けてから金具をつけました
十手金具を釘で取り付けました













こうして雪囲いの修理を終え、
あとは「雨とい」の補修です。


割れているため、雨水が漏れてしまうので
アルミテープで補修し、その上から
雨とい補修用の茶色のテープで
補修しました。


このままだと雪にやられるのは
分かっているのですが
とりあえずOKにします。

雨といの補修


使ったハシゴは家の木のハシゴだったので
折れそうで、怖かった。古くて
木が腐りかけていたので、今回のみとして、
次回は近所からお借りすることにします。

それにしても手抜き補修となってしまった。
この次には、しっかり部品交換する予定です。


とにかく、これだけの修理をするのに
ほぼ1日近くかかってしまいましたが、
やらなければならない事は先に優先して
直すと気持ちがいいです。


これで明日は朝からどこかへ
遊びに行けるので楽しみです。

布団干しは脚立が便利です

でも天気予報に拠ると、あまり良くないので
雨が降ったら例の「けやき屋」さんにでも
行こうかと思っているところです。



このあと、時間は16時半ごろから
月湯女温泉へ行こうと思います。

この時間ならお客は誰も居ないので
一人で貸切状態でお風呂に入れます。


ま~ちゃんが言うには、肌がしっとり
するらしいので行きたいらしいが、

何故かここで骨董品が売られているのです。

天気がいい日は布団干し

僕はそれが目当てであって、実のところ
お風呂はどうでも良いのですが・・



月湯女温泉に到着してみると、予想通り
他のお客は見当たらず、お風呂は二人とも
独占状態だったので、しっかりと身体や頭を
ゆっくり洗いました。

その後、例の売り場に行き、
鐙と手鍬、火消しトビくちを購入しました。

画像の説明

色々買いたいものが有ったのですが
この辺りにしないと置き場所に困ることに
なりますので・・

このあとは家に帰り、
夕食を頂きました。

部落の方が持ってきてくれた山菜や
煮物を美味しく頂きました。

タナカのお姉さんが籠ごと山菜を
持ってきてくれたので
籠を台所に設置します。

かごに入れた山の山菜

夕食が済むと、糖尿病にいいからと
部落の方に頂いたお酒を飲んで
すぐ寝てしまいました。

日本酒ですが、麹をいれて
自作しているそうです。

味は超辛口でした。

「もう一杯おくれ!」

「だ~め」

・・・

昨日と違い今日は暖かいし
布団も干してあった為かポカポカして
気持よく眠れそうです。

鐙





翌日、予想した通り、やはり朝から小雨が
パラパラとちらつく日になりました。

外の作業は無理なので
今日は遊びに行きます。といっても
いつもの、長岡行き。

半年ぶりの「けやき屋」さんへまず直行!
お店はすっかり綺麗になっていて、
少し面白みに欠けます。

こうなると、値段も上がり
掘り出しが出来ません。

めぼしい物はほとんど売れてしまったようで
少しガックリ!

けやき屋さん

でも「じょんのびアン」のテーブルの上に乗せたい
大きさにピッタリサイズの
けやき板の古い物が見つかりました。

大きさは60cm×70cmぐらいか?
厚さは25mmぐらいで比較的薄いものです。

持ってみると、予想以上にズッシリとし、
重みがある、木の細胞がぎっしり詰まった
素晴らしい物です。

これは二人で食事するのに良い大きさで
色もなんとも言えず実にいい味を出してます。
3000円で購入。今日、一番の掘り出しものか?

その他、陶器の3段のお重や
ガラスの敷物も購入。

ガラスの敷物は5mmほどのガラスの棒を
タコ糸で横に編んであるもの。

ガラスの敷物

大きさは約20cm四方のもので、
涼しげです。
これからの暑い季節に合います。

この上に何を乗せたら一番合うのか?
色々と試してみたいと思います。


店主が言うには最近、NHK、朝の連続テレビ小説
「梅ちゃん先生」用にNHKが4トントラック
2台で来て、シコタマ買い漁っていったそうです。

恐るべきNHK。
我々庶民の敵か?
そうに違いない!

道理で値段が上がってしまう訳です。

「けやき屋」さんを出たあと
長岡の中心部へ向かいました。
何か気持ちがすっきりしません。

血糖値も落ちてヤバクなって来たぞ~。
寒いのでラーメンを食べようという事になり
老老ラーメンという所で腹ごしらえ。

市内を回り、小千谷経由で帰ることに
しました。なぜなら駅近くの行きつけの
お店があるからです。

画像の説明

ここでは店主がお茶を入れながら、
「最近は面白いものが出なくなったよ」と
嘆いていましたが、全く同感です。

でも、珍しいウズラの絵柄の18cmほどの
深いお皿を2枚購入して店を後にしました。

一枚1500円と書いてありましたが
半値で売ってくれました。

帰りの途中に、あと一軒、お店があるので
思い切って寄ってみました。

ここには古い車ダンスがあったので
色々見せてもらいましたが、
奥に真っ黒で味があるタンスの
ほんの一部だけが見えました。

これは下に車は無いとの事。

何しろ、ごちゃごちゃで
全く入れない状態!

値段を聞いてみると以外にも
安かったので、届けてもらうことに
しました。

画像の説明

ホントに家の外へ出せるのか?
心配になるほどです。

代金は今はいいので、「届けた時に
支払えばいいです」といってくれた。

配達料は別途5000円だというので
当然の如く了解した。

お互い、気持ち良くディール成立!
これが何より大事。

物の値打ちが判れば、高い買い物なのか
安い買い物なのかは、判断がつくので
僕は今まで、不当な値段以外は
値切ったことがない。

他に花器とお皿を買ったのですが
これは無料にして下さった。
社長さんの粋な計らいに感謝!

花器

帰りの車の中、

後になって考えると
裏はどうなのか?とか
全体は?中は?と

疑問点が吹き出してきて、
後の祭りとはこのこと!

これはちょっとヤバイぞ~。
衝動買いとはこの事。

「やっちまった~」

直感で買ってしまいました。

家に帰る車の中では
ニョ~ボが苦言タラタラ。

こんな高いものを買うなんて
全く許せないらしく、
喋り続けているのでした。

画像の説明

男はだまって、札幌ビールでも
飲みたくなってきた~。

物の値打ちは当事者によって
いくらでも変わる。

ある人にはゴミでも
ある人には宝にもなる。

わかる人には分かるけど
ワカラン人には分からん。

大切なのはお互いに
尊重する姿勢です。

明日電話するので、タンスは
明後日までには必ず届けてくれるという。




翌日、朝9時頃、タンスの社長さんから
電話が入り、「明日の朝8時丁度に
タンスを積んだトラックが出発します」
と連絡を頂いた。

最短距離で来られる道を教えて
「近くへきたら、電話してくれれば
迎えに行きます」と伝え電話を切った。

画像の説明

明日の9時前頃には届きそうで、
とても楽しみでもあり、不安でもある。

さて、今日は天気もよさそうで
部落のおばあさん達が3時のお茶に
来ることになっているらしい。

そのため、早く買い物に出かける事に。
実は、大きい脚立を土間の上にかけた為、
小さい脚立を架けられなくなってしまいました。
その為、金具を買ってこなければいけない。

近くのコメリへ出掛けていったが
ヤケに遠くに感じる。
「じょんのび」から15Kmもあるので
仕方ないけど、買うものが1個の
ためにそのように感じるのだろう!

3時になるまでは、畑にいっぱい落ちている
木枝を電気ノコギリで切ったりした。

ボッシュ電気のこぎり

今までは、ジグソーを使っていたけど、
今回、はじめてボッシュの電気のこぎりを
使うのでよく切れるのかな?と思っていたけど
その割に変わらなかった。

切る枝をしっかり固定できればいいのだけど
切るとき枝が揺れるので不安定で
能率も上がりません。

太い枝は刃が長い分、やりやすいが・・
使い方も頼りない。

右手でハンドルを掴み、左右にあるスイッチを
どちらか押していないと、トリガーを引いても
ONにならず、動作しません。

これを人指し指で押しながらやったので
よくなかったようだ。

枝切り

しっかり取説を読まなかったので
これがいけなかった。

親指で押しながらトリガーを引けば
しっかりノコを固定し安定するはずです。

冬の間に雪に押され、
随分多くの太い木の枝が折れてしまい、
その処分をすることになり
小さく切ってから燃やさないと燃えません。

とりあえず、上の畑に一杯あった
折れた枝はすべて切って
畑の中央に集めた。

枝集め作業

夕方、5時頃になれば風が無くなり
燃やしやすくなる。




夢中で作業していると直ぐに
時間が過ぎてしまう。

3時になったので、ご近所のおばあちゃんに
声をかけたら5人も集まってしまい、
少し慌てる。

広間の囲炉裏の所に集まり、
お茶を飲みながら、歳の話題になり
だれそれが80才、などと言い合い
ほとんどが80才ほどだった。

「私は83才」といったら大笑いになった。
実はヘアー年齢ですが・・

部落の元気な方達

皆元気に畑で作業しているし、
お歳の割にはとても元気で、なによりです。



みんなが帰ったあと、16時頃、早いですが
月湯女温泉へ行くことにしました。

今日も一人、のんびり温泉に浸かりながら
疲れを癒します。

食事は帰ってから頂き、
7時30分頃には寝てしまいましたが、
明日、例のタンスが来ると思うと
なかなか寝付けません。

タンスと言っても、引き出しや金具がある、
単なる普通のタンスとは訳が違います。

それは全面に引き戸が2枚あり、
横状に格子になっているもので
正しくは縮(チジミ)タンスというものらしい。

何しろ何年か前にこの家を買った時、
膳棚の引き戸を全て失うという

全くもって考えられないアクシデントに
怨念がずっと続いていたのですから。

あの時、新潟中の骨董屋さんに
電話をかけまくり、それでも
この手に戻す事かなわず、

ショックのあまり、3日間、熱をだして
寝込んでしまうという悲しい出来事があった。

ようやくその7年前の怨念が晴らされると思うと
当然の如く興奮冷めやらず、
寝られないのも無理ありません。

さあさあ、朝が待ちどうしい。




ついに5月17日(木)がやってきました。
9時頃には、念願のタンスがやってくる
おめでた~い日です。

こんな目出度い日は大安に違いない!
カレンダーを見てみると、やっぱり大安だ!

天気も、雨は一応降りそうにない。
よしよし。

でも食事のあと、じっと待っているのは
時間の無駄なので、本日は大広間の
囲炉裏を掘りごたつにする改修作業を始めます。

囲炉裏の灰出し作業

上のコタツをまず退けて、
少しずつ、中の灰を取り出していきます。

取り出した灰は、ビニールの袋へ入れていきます。
袋は弱そうなので、2重にして入れることに。

少しずつ、スコップの小さいような道具で
灰をスクイ、袋へ入れていきます。

気がつい見ると、もう8時30分になっている。
そろそろ国道まで行って、
お出迎えの準備をしなくては・・・

蛍光イエローの目立つ服装をして
8時45分ごろ、道路沿いで待っていると
タンスを積んでいるらしい車がやって来た。

上には、ブルーシートが掛けられているので
このトラックに違いない!

大きく手を振ると、気がついたらしく
こちらに車が来てくれた。

トラックの前にも乗用車がいて
社長が声を掛けてくれた。

運転手は女性で、全部で3名が来たようだ。
細かい道と家の場所を教えたら、
あっという間に行ってしまった。

仕方なく、ダッシュで追いかけるが
もう車は見えなかった。
乗せてもらう積もりだったが
それどころではないらしい。

ハアハアしながら坂道を登り、
家についたら、疲れがドット出た。

僕の車と、今来た2台が家の前にある。
ブルーシートが取り除かれ
見事な真っ黒いタンスが現れた。

予想以上に存在感がある。
前面の上に打ち込まれた錆びついた3本の釘は
抜いてくれてあった。

社長さんが言うには、ワックスを掛けると
さらに良くなるがどうしますか?という。

15分ほどかかるがお願いして
やってもらう。

やがて、初めて引き戸が引かれ
中が見えたが、中まで真っ黒。

社長さんは中までワックスを掛けている。

3段の棚が有り、一番下の段、右半分には
引き出しが2段あった。

タンス金具が付いていて、両手で引き出す。
タンスそのものには虫は入っていないようだ。

真上も横も囲炉裏のすすで真っ黒。
上板や横板も厚そうで丈夫に出来ていた。

その上、下にもツノが生えている。
タンスにツノがあるのは
丈夫なので価値も高い。

このちぢみタンス!
古民家鑑定士によると
江戸時代の幕末はある。

と言っても、私の鑑定だが・・

やがて、ワックスがけが終了し
運び入れるのだがその前に
今まで使っていた古い水屋を引き取って
もらうので、まずそれを出した。

横に長いが高さは低い。理由は
水屋の下側の半分に当たるから。

これを出さないと置く所が無いので
壊すより、引き取ってもらった。
あとはお好きなように処分するなり
していただく。

出来れば、壊さないで
必要な方に使って頂けたら
嬉しいですが・・

今まで使っていたものは、
私とトラックのおじさんで、軽々と出して
トラックに運んだ。

そして縮ダンスを運び入れるのだが
奥行きがあるので、玄関の引き戸を外し、

画像の説明

さらに部屋入口の2枚のガラス戸まで
外されてしまった。

そこまでしなくてもと思ったが、
ぶつけたり、キズを付けないための
配慮なのは確かだ。

流石にプロの運び人は違う。
何処までも慎重にやる。

この作業、大人4人でやりたいところだが
私を含め、男3人での作業なので、お・お・重い!
腰が痛~い。

おじさんが、良い物は重いのだと
おっしゃる。

「使っている木の材料が良いから
重いんだ!」

「そうです、そうです、その通りです!」

やっとの思いで、めでたく大広間の
片隅に、タンス様がご鎮座ましました。
おめでとうございます。

縮タンス

ついでに言ってしまうが
「佐渡のトキちゃん」も無事巣立ち出来て、
おめでとうございます。

このあと、
「ビッチョリ」と、垂れる汗を拭いながら
居間の囲炉裏に座ってもらい
お茶を飲んでもらいました。


社長さんは、タンスも喜んでいると
おっしゃって、嬉しそうにお菓子を
食べている。


女の人は社長さんの娘さんだとか。
おじさんも、うれしそうにお茶を飲んでいる。

運搬料5000円の意味が良くわかりました。
良かった、良かったと
3人は帰って行きました。

縮タンス

ま~ちゃんも大満足のタンスだったようで
僕もようやく7年の怨念が「ス~~」と
消えていくような気がしました。




そのあと、外された玄関の戸2枚が
うまくはまらず、苦労しました。


タンスは少し右に移動させ、
長~い竹の自在も、部屋に合うように
右に移動し、黒い火鉢もそれに合わせるように移動。


上の籠は左に移動させ
ようやく、ピッタリと
全てが収まりました。

縮ダンス

このタンス、横幅1メーター66cm、高さは
1メーター35cm 、奥行きは74cmという
大きさで、黒光りして異彩を放っている。


歴史の重みを感じる凄みがあり、
見る人を圧倒する力がある。

それでいて、優しく癒してくれる。

我ながら、実に良い買い物をした。

まーちゃんの、この前のタラタラの
苦言は、何処かへ吹っ飛んでしまった。
どうやら、良さが解かったらしい。

小千谷の「ちじみ」とは織物のことで
有名ですが、今で言う、夏のクールビズの
着物ということになる。

画像の説明

ちょっと歴史を紐解くと、なんと
江戸初期17世紀にまで遡る。

小千谷縮(おぢやちぢみ)は
新潟県小千谷市周辺を生産地とする
麻の織物で、南魚沼市を生産地とする
越後上布と共に、国の重要無形文化財に指定。

2009年9月30日
ユネスコの無形文化遺産にも登録される。

小千谷ちじみセンターの資料に拠ると
堀次郎将俊が明石縮をもとに

越後麻布から改良したもので、
昔は農民の副業として特に
冬に生産されていた。

当時は越後縮と言われていたという。
1800年の『北越志』には、
「大きな家も、小さな家も、
民家は一軒残らず機織の音のしない家はない。

3段の棚と引き出し

皆、縮を織っているのだ。」と書かれている。
『北越志』の著者が越後を訪れたのは夏の頃で、
織りの最盛期ではなかったが、
それでも、多くの家が機織していたという。

堀次郎将俊は播磨国明石出身の浪人で、
明石次郎とも呼ばれていた。

17世紀、同市山谷の庄屋の家に
妻と2人の娘と共に移り住んだ。

越後麻布を改良し、村人に教え、魚沼地方に広げた。
その改良は、横糸に強いよりを加えてちぢみをだし、
苧績みや、布のさらし方にも工夫を凝らしたものだった。

画像の説明

その後、小千谷縮は夏の高級織物として
日本中に名が広がった。

つまり伝統的工芸品なのである。

堀の死後、小千谷縮を発明し、
小千谷を発展させた彼の功績を称え、
明石堂が建てられた。

今でも、9月12日には、
織物組合による祭りが開かれている。
また、明石堂は平成18年に小千谷市指定文化財に指定。

このように小千谷縮は全国的に
知られている高級布だが、

その布を入れておく為のタンスが
ちぢみダンスなのである。

小千谷の骨董屋さんで見せて頂いた
ちぢみは証明書まで付いていた。

ちぢみタンス

ちぢみタンスは知る人ぞ知る
タンスになってしまったらしい。

このタンス、何と言っても意匠もなく、
ギラギラした金具も全く無く
鍵があるだけ。

実にシンプル!
横格子の木が10本に見える。
飾り気が全く無く、質実剛健、
ただ、そこにあるだけで、渋い輝きを放つ。

古民具の親分みたいな存在!
癒されること、さわかな風の如し!

大広間とちぢみタンス

中に何か入れても良いが、
入れなくても良い。

存在してくれるだけで、十分美しい。
賛美の言葉が見つからないほど
ただ、物言わず、静かに美しい。




と、言うことで、本日のビッグイベント、
「ちぢみタンスの納入」も無事めでたく終わり、
ボ~~と眺めていたいところだが

それどころでは無く、囲炉裏の
穴掘りを進めなければなりません。

直ぐに作業を続行!!

掘っても掘っても、取り出した灰をいれる
袋の数は、どんどん増えていくのに

灰だし作業

いろりの中の灰は、ちっとも減らず
腕が痛くなってきた。

多分、灰から土に変わってきたのだろう!
不思議なことに石ころが無く粘土状の土で
比較的、柔らかく掘り易いがきりがない。

なので、今日のところは、この辺で止め、
明日、続きの作業を行うことにした。

結局、袋の数は11個。
11個分の灰を取り出したが
最初の頃より、随分と重くなっきた。

作業を終了し、このまま部屋に灰や土を
置いておけないので畑まで運び、
霧の木の下に撒いてしまった。

1輪車などを買っておけば良かったのに
重いので、腰まで痛くなってきました。

腰や膝に負担をかけるのは良くないので
来月には思い切って買うことにしたい。




翌日、今日も寒いが、頑張って、
囲炉裏の穴堀だけは完成させたいところ。

囲炉裏堀作業2日目

朝食を終えるとただちに作業開始。
しばらくすると囲炉裏の枠下の
石組みされている下まで堀進み、
今や、完全に灰は無く、全て土になっている。

ココホレ・ワンワン
宝物が出てくるかも?

おいやさ・どっこいしょ!

景気付けに佐渡おけさでも歌うヨ

「佐渡へ~ 佐渡へと草木もなびくヨ

ハ アリャアリャ アリャサ」

「佐渡は居よいか~  住みよいか
ハ アリャサ サッサ」

画像の説明

いいぞ・いいぞ すこし調子が出てきたぞ

頑張って、ここ掘れ・ワンワン

と調子を上げつつ
宝物が出てくるかな~?

と思っていると、突然、穴が開いた
丸い物が目に入った。

もしや50円玉か?と思って
拾ってみれば、
ただの穴が開いた丸いゴムだった。

う~ん残念じゃ!
でも、もう少し掘らねば。

中に入りここ掘れわんわん

ここは、気を取り直して堀り進む。

「母ちゃんの為ならエ~ンヤコ~ラ」
「アンヨの為ならエ~ンヤコ~ラ」

金の四角い印鑑が出ることを期待し、
更に掘り進んだ。

その時、目に入ったのは・・・
卵の形をしたプラスチックだった。
悔しいが、ただのゴミだ。

それにしても不思議だ。
なんで卵型のものがコンナトコに
ミステリーとはこのことか?

大分堀進んだところ

掘っても、掘っても、良い物は出てこない。
土はなかなか減らず、
袋の数は増えるばかりだ。

15分ほど掘り進んだ時、「カチャッ」と
音がした。もしや?今度こそは!

と思い、拾い出してみると
4角の重いものだった。大きさは10cm四方
厚さ約2cmほどのもので

土を退けて良く見ると、
金の「印鑑」?

では無かった。
ただの石だ。

ざ・残念~
なぜここに石?
後にも、先にも石はこの1つだけだった。

遊んでる場合では無い。
先を急ぎます。

石組みの下をまっすぐ直線的に
掘るには、特別な道具がいるが
なんと、昔買っておいた山芋掘り用の
クワ?があったので、それを使用。

民具の辞典で調べたところ、
道具の名前が「やまいもほり」と言う。
形は「すき」という道具にそっくり。

この道具を使い、
四角い石に沿って、まっすぐ
真上から下に切り込む。

4つの角すみを慎重に掘る。
もし、失敗すると、石組みが壊れて
だいなしになるので、ここは
慎重に作業を進めた。

ようやく、すわって足が届かないぐらい
掘ることが出来た。

袋がどんどん増えるが・・

ここまで来ると、肉体も疲労して
作業も限界に近い。

深いことは良いこと。
浅過ぎると修正が難しいが
深すぎるのはあとで簡単に修正可能だ。

結局、石の一番上からほぼ53cmを
均一に掘ることが出来た。

私にしては、良くできた。
これというのも、いい道具のお陰。

袋の数を数えてみると今日だけで20袋あった。

このあと、ブルーシートを四角に沿って
入れ込んだ。シートを折込ながら入れる。

回りを取り敢えず、ハサミでカット。
このブルーシートを入れて置かないと
したからの湿気が部屋に入ってしまう。

ブルーシートを囲炉裏に入れた

今回はこれまでにするが
次回は断熱材を下と、回りの4面に
断熱材を入れて、木で囲むように
取り付ける予定。

更に、そのあと、高さの調節のための
板を敷いて、その上にコタツユニットを
置き、更に金属スノコ?を置く予定です。

実際、正しいやり方は判りませんが
座ったとき、足が下のスノコに
届く高さにする予定です。

作業は順調に進んでいる。
めでたし・めでたし。
どんなものでも、なぜか目出度い。

早速、座り、足を入れてみた。
足が下に届かないので成功・成功!!





そのあと、掘り出した土を畑に捨てようと
した所、南側のコンクリート通路に下に
今はすっかり、土が無くなっていたのを思い出した。

おそらく、雨で流されてしまったのだと思うが・・

コンクリートと横に土を入れ込む

もし、ほっとけば更に土が減り、
コンクリの下までむき出しになってしまうのです。

そうならように、土を置けば
取り敢えずいいかなと思います。

田舎暮らしは楽しいが、あっちもこっちも
手直しが必要になるので、
結構お金もかかります。

全部を業者任せなんて、とても無理というもので
ほとんど、自分で出来る事は自分達でやります。

ようやく土をまき終わったのに、
また雨で土が流れ落ちないように
工夫が必要です。

プラスチックの波板を
さしてみました。

よく田んぼのアゼなどで見かける波なみです。

でも、うまく下に刺さらないので
効果はイマイチです。

囲炉裏の穴掘り道具達

つまり、柔らか過ぎて、しかも
薄すぎてうまくいきませんでした。

来月に、再度やり直し、
3枚ほどに重ねれば
丈夫になるので、トンカチで
打ち込めるかも知れません。

それとも、他にいい方法があるような
気がしますが・・
来月まで、考えて見ます。

囲炉裏のほうは
板で取り囲む所まで、作業出来れば
いいいのになあ~と思います。

こちらは居間の囲炉裏、昨年買った糸車が置かれました












ひょうたんの形

こちらは8畳の和室ですが
朝が明るすぎないようにと板戸を
立てかけてあるのですが、

上に、木の棒で止めてあったのですが
その棒に「ひょうたん」の形の木板が
余っていたのでその棒の上へ打ち付けてみました。

照明器具を切り抜いた時の余りを
利用しただけですが・・・

ほんの少しですが、
棒よりはマシになりました。

瓢箪の形が好きなので
こんな風に使ってみました。

板戸が倒れないようにストッパー

今月は、思いもよらず寒い日に来てしまい
じょんのびカエルも、寒さで気絶しているし
どうなることやと思いつつ、

天候にも恵まれて、良い日和が多かったし、
帰る頃には、何とか作業も進みました。

お隣の師匠のお墓参りも済ましたので
来月には何処か遊びに行けるかも?

部落の今は、田植えの真っ最中ですが
次に来る頃には、稲もすくすくと
成長している事でしょう!

と楽しみにしつつ、
部落の方に別れを告げて帰ります。



じょんのび庵





この続きは
メニューの古民家の改修9から
ごらんください。





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